フコイダンとは?
よくテレビや雑誌などで「フコイダン」という言葉を耳にする方も多いと思われますが、そもそもフコイダンって何でしょうか?と尋ねられると、うまく答えられない方も多いのではないでしょうか?
今回はこの「フコイダン」について、皆さんに知っていただこうと思い「フコイダンのあれこれ」について、お伝えいたします。
そもそもフコイダンとは何か?
フコイダンとは、もずくや昆布などの海藻類(褐藻類)に多く含まれている多糖類の一種です。
フコイダンについては「ネバネバしている」、「ツルツルしている」といった表現がよくされるヌメリ成分で、水溶性の食物繊維でもあります。
現在フコイダンは広く研究されており、様々な生理活性が研究発表されている注目の成分です。
実際に日本国内だけでも、多くの企業が自社商品としてフコイダンを使った製品を開発・販売しています。
フコイダンの歴史的背景
日本では平安時代に書かれた「本草和名」にも海藻類の薬効について触れられているようです。
実際の成分として発見されたのは、1913年にスウェーデンのウプサラ大学のキリン教授がコンブのヌメリ成分のひとつとして発見したとされているようです。
褐藻類のコンブやヒバマタから硫酸基のついた粘質物を分離したことにより発見し、当時は「フコイジン」という名称で呼ばれていたという報告があります。
その後、国際糖質命名規約によって「フコイダン」と呼ばれるようになったようです。
更に、その後の研究でフコイダンが持つ健康効果が明らかになりました。
特に、フコイダンの抗がん作用が注目され、がん治療の補完療法としての利用が研究されました。
日本では、フコイダンを含む海藻を食事に取り入れることが一般的であり、特に沖縄県では長寿の秘訣としても知られています。
また、韓国でもフコイダンの研究が進められ、健康食品や化粧品などに利用されるようになりました。
韓国では、フコイダンを含む海藻を伝統的な食材として広く利用されているようです。
フコイダンの健康効果
フコイダンは、現在も研究が盛んに行われ、さまざまな健康効果が報告されています。
例えば、
– 免疫力の向上
– 抗がん作用
– 血糖値の調整
– 血圧の調整
– アンチエイジング効果
このような効果があるとされています。
フコイダンの種類と摂取方法
そんな健康に効果があると言われているフコイダンを含む食品は多くあります。
-こんぶ
– もずく
– メカブ
– アカモク 等
さて、その健康に良いとされるフコイダンですが、できることなら効率的に摂取したいものですよね?
そこで今回は、フコイダンを効果的に摂取する方法をご紹介いたします!
食品を調理して摂取する
フコイダンが豊富な食品を使い、その特性を活かして調理してください。
水溶性食物繊維の一種であるフコイダンは、水に流出しやすい性質があるため、フコイダンが溶け出た汁を丸ごと頂くスープなどの汁物がおすすめです。
例えば、汁物の具材にモズクやワカメ・アカモクを使用するのはもちろん、昆布だしの味噌汁・モズクやメカブ入りのスープ・酸辣湯・昆布だしの鍋のシメを雑炊にするなどレパートリーはたくさんあります。
他にも、天ぷらやかき揚げなどもおすすめです。
サプリメントやドリンクとして摂取する
フコイダンの摂取量の目安は1日1,000mg程度が目安とされています。
これはモズク酢やひじきの煮物で換算すると40g程度になります。
普段摂取しようと思ってもなかなか毎日は難しい、という方にはサプリメントやドリンクがおすすめです。
スーパーやドラッグストア等にもフコイダン製品は並んでいますので、一度手に取ってみてください。
まとめ
フコイダンは褐藻類に多く含まれる成分で、様々な健康効果が報告されていることをご紹介いたしました。
フコイダンの健康効果を得たいとお考えの方は、ぜひフコイダンの摂取を検討してみてください。
当社でもフコイダン製品を取り扱っております。
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